欠損部の両隣の歯を削り、連結したクラウン(人工の歯)を装着します。
- 長所
- 比較的、短期間で治療が終了します。
固定式なのである程度、機能と審美性を回復することが出来ます。 - 短所
- 健康な歯を削らなくてはいけません。
連結しているため、汚れがたまりやすく支台となる両隣の歯に過重負担がかかります。
従来、歯が抜けた場合の治療法は、両隣の歯を削ってつなぐ『ブリッジ』、または『入れ歯』しかありませんでした。このような治療は残された歯に負担がかかり、入れ歯による違和感もあります。
『インプラント手術』は、失った歯の部分に新しく歯を植え、噛む機能を回復させる治療法です。新しい歯は骨にしっかりと固定されるので違和感が少なく、自分の歯として使っていただけます。
まずレントゲンにより欠損部の骨の状態を細部まで診断します。それにより得られたデータに基づき治療計画の説明をじっくりと行い、植立するフィクスチャーの長さや、種類を決定します。
歯をなくした部分の顎の骨にインプラントを埋め込みます。
しっかりと麻酔が効いた状態で行いますので、手術中の痛みはほとんどありません。
手術時間はおおよそ1時間程度です。
固定期間は通常、下顎3ヶ月で上顎4ヶ月となります。
インプラント体がしっかりと骨に固定されたら、人工の歯(上部構造)を装着します。周りの歯に負担を与えることなく、機能性や審美性を回復することができます。
インプラントにより治療を行った場合は、歯ぐきも自然な状態に回復することが可能です。
美しい状態を長期に保つためにも、正しいブラッシングと定期的なメインテナンスが大切です。
欠損部の両隣の歯を削り、連結したクラウン(人工の歯)を装着します。
取り外し式の義歯を装着します。
手術自体は充分麻酔をして行うので、ほとんどの場合痛みはありません。麻酔が切れてからの痛みや腫れは、2~3日発生する可能性はありますが、お薬で抑えることができる程度です。
骨の状態にもよりますが、通常下顎で3~4ヶ月・上顎で6~10ヶ月ほどです。
インプラントそのものは体となじみが良いチタンでできているので、骨に固定されれば長期間にわたり使っていただけます。しかし自分の歯と同じで毎日の正しいブラッシングや半年~1年に1度のメンテナンスをしっかり行なわないと寿命を短くする原因になります。